南大分マイタウン 本誌 第416号・令和2年11月1日

ラベンダー(更年期専門)外来 最近の話題「避妊が先か?ニキビが先か?」

医療法人社団愛育会 曽根崎産婦人科 院長 衛藤 真理

 ミレーナ52という最新のリングがあります。リングと申しますのは、もともと丸かったからリングと呼ばれていましたが、現在のリングは丸くなく、色々な形をしています。もともとは避妊が目的で、子宮の中に入れておくと、勝手に避妊してくれます。銅がついているノバTというリングは、他の避妊方法を用いなくても98%の避妊率です。このミレーナという最新リングの避妊率は99・8%です。ミレーナはT字型をしたプラスチック性で、入れたままでCT検査やMRI検査もできます。T字の縦の部分にレボノルゲストレルという黄体ホルモンが仕込まれていて、避妊具という器具というだけではなくて、子宮の中でゆっくりドロップのように溶ける薬でもあります。この黄体ホルモンが精子の上昇を抑えたり卵の着床を妨げたりします。ついでに月経量も減少し月経困難症つまり生理痛が減ります。月経の量が減りいつも夜用ナプキンをしばしば変えないとならなかったのに、おりものシートしかいらなくなったという声も良く聞きます。一石二鳥ならぬ一石五鳥くらいの効果があります。月経困難症の方は健康保険の適応があるので、挿入時、自己負担一万円くらいで、五年間有効です。もともとは避妊用として開発されまして、もう少し高かったのですが、月経困難症の方や過多月経の方には保険適用もあるので、コスパも抜群です。残念ながら仕込まれている黄体ホルモンが切れてしまうと効果が低くなるので、基本的には五年ごとに入れ替えが必要です。たばこを吸う方には、心筋梗塞が増えるので使いにくい避妊薬のピルのかわりに、ミレーナはたばこを吸う方にも使うこともできます。メリットが大きく、デメリットが少ないリングで、女性のライフスタイルを変えることができる可能性を秘めています。入れて一年くらいすると、月経が全く無くなる方も多く、仕事をする上でナプキンを変える手間が少なく、避妊も出来て月経痛がなく快適だととらえる声をたくさん聞きますが、一方では、月経が来なくて不安だ、ニキビが増えるのはこのせいか?抜きたいという方も少数ですがいらっしゃいます。月経が少なく避妊もできて、生理痛も少なく、子宮内膜症の進行も妨げることができるのに、ある女性に取ってはニキビの方が重要な方もいて、人の価値観の優先順位はほんとに人様々です。もちろん、ニキビの原因がミレーナかどうかわかりません。年齢かもしれません。抜去してみればわかります。

みどりのお薬箱㊲

 今年は、今までとは違う冬がやってきます。皆さん、こころして一緒に取り組んでいきましょう。

 前回までは換気についてお話しいたしましたが、今回は基本的な取り組みの手洗いについてお話いたします。

 手についたウイルスが、鼻や口から体内に入らない様にしていくためには、手洗いが有効です。順番としては、①流水でよく手を濡らした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。②手の甲を伸ばすようにこすります。③指先、爪の間を念入りにこすります。④指の間を洗います。⑤親指と手のひらをねじり洗います。⑥手首も忘れずに洗います。

 こんな流れになります。アルコールを持っていない外出先でも、アレルギーなどでアルコールが使えない方でもできますし、流水による手洗いは基本の要になりますので、意識して実践していきましょう。

(有)みどり調剤薬局 豊府店 羽屋4-1-A

☎・540-7210 F・0120-08-3745

すこやか通信「高齢者の喘息」

伊藤内科医院 院長 伊藤 彰

 11月に入り、冷えこむ日が多くなってきましたが、皆さん如何お過ごしでしょうか?

 成人の喘息患者さんが増えています。その7〜8割は成人後に初めて症状が出た「成人発症喘息」で、その6割以上を、40

〜60代で発症した患者さんが占めています。高齢者は慢性閉塞性肺疾患や高血圧、糖尿病などの病気を持っていたり、身体機能や認知機能が低下していたりすることも多く、治療には配慮や注意を要することが少なくありません。

 喘息は、子どもの病気だと思っていませんか。患者さんの年齢別統計では、確かに14歳以下が他の年齢層に比べ突出していますが、その後は急速に少なくなります。ところが、30歳を迎えて再び数を増し、60歳を過ぎると増加に転じます。

 喘息とは、気道の慢性的なアレルギー性炎症により、気管支が腫れて狭くなり、咳や痰、喘鳴、呼吸困難発作などの症状が起こる病気です。

 炎症が長く続くと、気道の壁が恒常的に厚く固くなるリモデリングという変化が起こります。長時間炎症が続くことによって生じる気道壁のリモデリングにより、喘息薬が効きにくくなり、重症化がもたらされます。高齢の患者さんは、喘息になってからの年数が長く、重症化しやすいのです。

 高齢の患者さんが壮年期の患者さんと異なる点は他にもあります。

 1つは症状です。喘息の症状と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、喘鳴ではないでしょうか。ところが、高齢者では、喘鳴は目立たず、息切れが主症状という人が少なくありません。

 もう1つは治療法です。薬の進歩により、喘息治療が、ほぼ確立したといえる時期に来ています。しかしそれは、患者さんが薬を適切に使えた場合という、ただし書きがつきます。

 高齢者は吸入がうまくいかず、効果が得られないか、吸入薬の使用そのものを断念することも少なくありません。

 喘息は、適切な治療を受ければ、高齢者でも支障なく生活が送れる病気です。症状がない時も毎日治療を続け、生活面の改善も心がけましょう。

ひつじの健康相談 「来春のスギ花粉予想」

ほうふ耳鼻咽喉科院長 螻川内 英臣

 新型コロナの影響でテレワークが普及し、会議もweb上で行われていますが、自分には縁がないなぁと思っていました。先月初めてZoomを使った会議(の予行)がありました。送られて来たメールからURLをクリックして、ダウンロードして、初めてでも難しくなくできそうです。テスト画面の背景では散らかった部屋が映し出されるため、夜の会議に備え、昼休みにインターネットで調べたりして、コンピューターの中に最初から入っているきれいな写真を背景に持ってきました。カメラとマイクとスピーカーが必要ですが、元々パソコンについているもので大丈夫でした。実際に始まって見ないと分からない部分もありましたが、無事にZoomデビューできました。久しぶりに複数の耳鼻科の先生と話ができて盛り上がりました。

Q.秋になって、鼻がむずがゆくてくしゃみが止まりません。

A.春のスギ花粉が有名ですが、夏も秋も花粉によるアレルギー性鼻炎があります。スギ花粉症の7〜8割の人が、別の花粉によるアレルギーを起こすと言われており、秋の花粉症も増えています。秋になって風邪も引きやすい時期になり、風邪と花粉症で見分けがつきにくいところもありますが、花粉症では水鼻が続き、目のかゆみがあり、熱はあっても高くはなく、晴れた日に悪くなりやすいなどの違いがあります。原因となるのはブタクサやヨモギなどの雑草で、スギなど樹木の花粉と違って遠くまでは飛びません。公園や河川敷、緑地帯など草の多い場所に近づかないようにしましょう。スギの花粉症の対策と同様で、花粉が体に入ってこないようにします。コロナ対策でマスクをすることが花粉症にも有効です。また花粉とは別にダニアレルギーも秋に悪くなりやすく、夏に増えたダニの死骸やフンがアレルギーの原因となります。朝晩の気温も下がってきて、温度差の影響も出てきます。こちらは掃除をこまめにして環境を整えましょう。症状が続けば、内服・点鼻薬などで治療を行います。

行政書士の無料相談会11月11日

 行政書士による無料相談会が11月11日(水)午後1時から4時まで、溝邉総合法務事務所内で開催されます。相続・遺言・成年後見・就労ビザ・国際結婚・親子や夫婦関係についての心配事、また、会社設立を考えている方、その他お困り事があれば、この機会に相談してみませんか。相談は無料。秘密は厳守されます。

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溝邉総合法務事務所、大分市三ヶ田町1丁目3番3号、パチンコ湖月斜め前

☎︎547-9333、090-8913-3681

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