南大分マイタウン 本誌 第417号・令和2年12月1日

ラベンダー(更年期専門)外来 最近の話題「貧血の新しい治療薬(鉄点滴)」

医療法人社団愛育会 曽根崎産婦人科 院長 衛藤 真理

 女性は毎月、月経があるから貧血になる方がたくさんいます。毎月血を捨てる訳ですから、血の元をきちんと摂取しなければ貧血になっていきます。血の元と言えば鉄ですが、鉄だけで無く、それを運ぶたんぱく質も必要ですから、まあ、バランスの良い食事が大切なことは言うまでもありません。人間の心臓は一生の間に20億回くらい拍動します。貧血になると、薄い血で、酸素を体中に届けるので心臓は速く打ちます。速く打つと、速く死ぬと言うことになります。つまり、貧血は早死にの原因でもあります。たかが貧血、されど貧血です。貧血の値は血液のヘモグロビン(以下Hb)という血色素の値で表されますが、女性の場合このHbは12以上15g/dlくらいです。あんまり血が濃いと血液がさらさらにならず、つまりますし、薄いと心臓に負担がかかります。なんでも、適当な値があります。毎月の月経で血液を捨てる分、鉄分をしっかり摂って血を増やす必要があるわけです。ところが、40歳代以降、特に閉経前は月経血量が増えて、しばしば洋服を汚すこともあります。普通サイズの子宮の方でもあるのに、子宮が大きめな子宮筋腫の方や子宮内膜症の一種の子宮腺筋症の方などは過多月経に悩まされます。そういう時、先月書いたミレーナというリングを子宮内に入れると、しっかり閉経してしまうまで、安心して暮らせます。ミレーナを入れて、月経が減ると、何時が閉経か良く分らなくなりますが、閉経後も数年くらい入れたままにして、子宮体がんの予防にも使えます。

 閉経は血液の検査でわかります。貧血になると、階段で息切れがするとか、めまいがするとか、動悸がする等の症状がありますが、女性は月経があるので、慢性的に貧血の方がいて、案外慣れて症状が無い方もたくさんいます。貧血の場合、鉄剤という貧血薬を飲みますが、胃が痛くなったりして、飲めない方が30%くらいいます。飲めない方は静脈注射があるのですが、10本くらい静注をしなければならないような高度な貧血の方は大変です。

 そんな方のためにこのたび鉄が10倍くらい入った点滴ができました。鉄は一気に血液に入れてもすぐには使えないので、あちこちに沈着してしまいますが新しい鉄の点滴薬は血液の中でゆっくり溶ける様になっているので、心配ありません。Hbが8g/dl以下というような高度な貧血の方しか使えませんが、何回も注射をしなくてもよくなりました。ミレーナやピルで過多月経を止め、鉄点滴で速く貧血を良くして、また長生きできます。もちろんバランスの良い食事が大事です。

みどりのお薬箱㊲

 皆さま、本格的に寒くなってきましたが、例年とは大きく違う冬の到来に備え、準備をしていきましょう。

 今回は、そんな中でのご家庭で使える消毒薬の作成についてお話しします。消毒用エタノールがあればそれを使いますが、ご家庭のいろんな所に使うのには、かなり高価になってしまいます。価格的にいいのは、市販のハイターなど、次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする製品を薄めて使います。よく耳にする、ハイターやキッチンハイターは、2Lのお水に商品キャップ2杯を入れます。ブリーチやキッチンブリーチは同じ2Lの水に商品キャップ1杯を入れます。(いろんな濃度がありますので、各社ホームページなどでご確認下さい)作成時は、風通しの良い場所でする事・酸性洗剤と混ぜない事・効果が落ちやすいので作り置きはしない事・間違って飲用しないような容器に作成する事などをご注意下さい。

 次回は、効果的な使い方をお伝えいたします。

(有)みどり調剤薬局 豊府店 羽屋4-1-A

☎・540-7210 F・0120-08-3745

すこやか通信「手足がふるえませんか?」

伊藤内科医院 院長 伊藤 彰

 12月に入り、寒い日が続きますが、皆さん如何お過ごしでしょうか?

 パーキンソン病は、手足がふるえるなどの症状が現れる病気です。60〜70代に発症することが多く、超高齢社会に突入するわが国では今後、患者数が増加していくと考えられています。

 パーキンソン病は、脳の一部に変性が起こり、神経伝達物質の量が変化することによって引き起こされる病気です。

 変化するのは主に、ドパミンという神経伝達物質です。ドパミンは脳の黒質という場所で作られていますが、ここに変性が起こると、ドパミンの量が減少してしまいます。ドパミンは、運動の大きさやタイミングなどの運動の調節にかかわる指令を伝えるときに使われる物質で、その量が減少すると、体の動きに異常が生じます。

 パーキンソン病の原因はドパミン細胞の変性であることはわかっていますが、なぜその人で変性するのかは、まだはっきりとわかっていません。

 パーキンソン病には特徴的な症状がいくつかありますが、どのような症状が現れるかは人によって異なります。「手足のふるえ」がよく知られていますが、すべての患者さんに起こるわけではありません。いくつかの症状が現れる場合もあります。

 また、体の動きだけでなく、うつ症状や幻覚・妄想などの精神症状が現れる場合も多くあります。

 パーキンソン病の治療を専門に行なっているのは神経内科です。症状に心当たりがあったら、かかりつけ医に相談し、必要に応じて神経内科のある医療機関を紹介してもらいましょう。

 医師による問診と神経学的診療が中心となります。問診では、いつから、どのような症状が、どのように出てきたかという経過、服用している薬、これまでの病歴について質問されます。

 次に、患者さんの目の動きや手足の動き、歩き方、反射などについて神経学的診療を行います。血液検査やMRIなどは、パーキンソン病によく似た症状の疾患との鑑別に役立ちます。

 適切な治療を受けていれば、仕事や家事などふだんの生活を送ることは可能です。

ひつじの健康相談 「口の中が乾くんですが……」

ほうふ耳鼻咽喉科院長 螻川内 英臣

 諸般の事情により、昼休みは受付を閉鎖しています。午後診察分は入り口に置いてある名簿に名前を書いていただき、受付を行っています。診療時間中は電話での受け付けも行っていますのでお電話ください。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

Q.最近口の中が乾くようになってきました。

A.唾液が少なくなると、口の中が乾燥するほかに、様々な症状が出てくることがあります。食べ物は唾液に溶けて味を感じる部「味蕾」に届くので、味が分かりにくくなったり、乾燥による粘膜障害で口内炎ができて痛みが起き、唾液の持つ洗浄・抗菌作用が低下することで、カンジダというカビの仲間が増えたり虫歯ができやすくなったりします。唾液が少ないせいで、特に水気の少ないものが飲み込みづらくなったり、乾燥するためにしゃべりにくくなることもあり、咳やのどの違和感につながることもあります。唾液が少なくなると、唾液が粘っこくなって絡むため、「つばがたくさん出る」という方もいらっしゃいますが、逆に少なくなっているために起きている症状です。原因としては単独ではないことが多く、加齢の影響も多少はありますが、女性の方が起こしやすく女性ホルモンの影響があるようです。膠原病というリウマチの仲間の病気でシェーグレン症候群という涙や唾液が出にくくなる病気があります。多いのは薬の影響で降圧剤、利尿剤、睡眠薬、鎮痛剤、抗ヒスタミン剤の他いろいろな薬が原因となり、複数内服していることもあります。対応としては、うがいをするなど口腔環境を整え、無糖のガムなど咀嚼することで唾液分泌を促します。水や無糖茶をこまめに少量ずつ摂取することが有効です。病院では人工唾液を処方することもでき、薬局などで保湿剤を購入して口の中に塗布することもできます。口腔内が粘つく人には粘液溶解剤を内服したり、漢方薬が使用されたり、副作用のため使用できない方もいますが、唾液を出やすくする薬もあります。

行政書士の無料相談会12月9日

 行政書士による無料相談会が12月9日(水)午後1時から4時まで、溝邉総合法務事務所内で開催されます。相続・遺言・成年後見・就労ビザ・国際結婚・親子や夫婦関係についての心配事、また、会社設立を考えている方、その他お困り事があれば、この機会に相談してみませんか。相談は無料。秘密は厳守されます。

お問い合わせ

溝邉総合法務事務所、大分市三ヶ田町1丁目3番3号、パチンコ湖月斜め前

☎︎547-9333、090-8913-3681

© 2023 by Name of Site. Proudly created with Wix.com