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​平成30年9月1日 第390号3P

ラベンダー(更年期専門)外来「最近の話題 月経困難症とピル」

医療法人社団愛育会 曽根崎産婦人科 院長 衛藤 真理

 先月は性教育のことを書きましたが、性教育の一環として、ピルの使い方を広めなくてはならないと考えています。最近は、10年前よりピルに対して拒絶する方が減りました。ピルは避妊薬でもありますが、生理痛の薬でもあります。生理のときには、多くの女性が痛みなどの症状を感じます。なかでも日常生活に支障をきたすほどのものを月経困難症と呼び、一般的な生理痛とは区別しています。

 たとえば、生理がくると「痛みがひどく、横たわっていないと耐えられない」「家事も手につかない」「つらくて学校や会社に行けない」などといった重い症状が、月経困難症の特徴となります。痛み以外にも吐き気や食欲不振、下痢、頭痛などの症状が同時にあらわれることも多く、月経困難症の女性にとって生理の期間はとてもつらいものとなります。月経困難症には2種類あり、ひとつは原因となる病気があるために起こる「器質性月経困難症」、もうひとつはとくに原因となる病気がないのに起こる「機能性月経困難症」です。月経困難症は「単なる生理痛」といったレベルではありません。女性から健康的でイキイキとした日常生活を奪うことで、その損失は社会・経済面にまで影響を及ぼしかねない、重大な問題といえるでしょう。この月経困難症で悩んでいて、私のクリニックを受診する方はたくさんいます。月経困難症は(単に生理痛と言うくらいの軽いレベルでも)我慢しても意味がありません。よく生理痛に鎮痛剤を服用すると、くせになるか効かなくなると言われますが、そのようなことは、全くありません。生理痛をただ我慢するのは、本人がつらいだけです。痛み止めを使うことは、何の問題もありません。月経痛が全く無い方が22%、痛みはあるが日常生活は普通に行える方が46%、痛みのために日常生活に差し支えることがある方(鎮痛剤をのめば仕事や学校を休むことはない)が27%、痛みのために日常生活に支障があり、鎮痛剤を飲んでも仕事や学校を休むことがある方が4%、痛みのために動くのもつらく1日中横になっている方も2%います。つまり30%の方が鎮痛剤を必要としています。私のクリニックに生理痛がひどい娘さんを連れてくるお母さんの場合、母は生理痛が軽く、娘は生理痛が重いと言うパターンがほとんどです。母も生理痛が重いと、何のためらいもなく市販の鎮痛剤を買って、自分ものみ、娘さんにものませているので病院にまで来ませんが、母が生理痛がなかったり軽いと、娘さんは適切に鎮痛剤をもらえず、我慢させられています。そういうお母さんは、決まってこの子の痛がり方がおかしいです。何か病気があるに違いありませんとおっしゃいます。月経困難症は病気と言えば病気ですし、子宮内膜症や筋腫がある場合も希にはありますし、そもそも、子宮内膜症は産まないことでひどくなりますので、まだ、未婚で産んでいない中学生や高校生には予備軍がいっぱいいてもおかしくないのですが、ほとんどははっきりした病気のない機能的なものです。この生理痛、月経困難症にピルがとても有効です。治療について、痛み止めや、ピルの説明をすると、娘さんがピルを試してみたいと選択されるケースも増えいています。早くにピルという薬の利点に気づくと、避妊にもつながっていくので役にたちます。

すこやか通信「慢性便秘」

伊藤内科医院 院長 伊藤 彰

 9月に入っても、まだまだ暑い日が続きますが、皆さん、如何お過ごしですか?

 便秘に悩む人は非常に多く、その数は加齢とともに男女とも増加してきます。慢性的な便秘のために、仕事に集中できなかったり、旅行に行くのをためらったり、生活に支障が出ている人も少なくありません。

 慢性便秘には、排便回数減少型と排便困難型があります。排便回数がおおむね週3回未満であれば、排便回数減少型で、排便困難型は、便が硬くてかなり息まないと出ない。あるいは、排便後も便が残っている感じ(残便感)がある状態です。

 ただし、便の回数は人それぞれで、お通じが週2から3回でも、バナナのような形状の便がすっきりと出ていて、おなかの張りや痛みがなければ便秘とは言えません。

 便秘に悩む人の多くは、消化管など病気や大腸の形状の変化を伴わない機能性便秘です。

 便秘を解消するためには、まずは生活習慣を見直すことが大切です。排便のリズムをつくるためにも、規則正しい生活を心がけましょう。早起きしてきちんと朝食を取ることで、腸のぜん動運動が活発になり、排便が促されます。睡眠中に消化・吸収が進むので、十分な睡眠を取ることも重要です。余裕をもって起きれば、朝のトイレの時間も確保できます。

 便秘が増えているのは、日本人の食物繊維の摂取量が減っていることと関係しています。ライ麦パン、米、豆類、根菜、海藻、きのこ類など、食物繊維の豊富な食品を意識して取るようにしましょう。

 活動量の低下や運動不足が便秘につながることもあるので、ウオーキングを楽しんだり、通勤時に歩く時間を増やしたり、体を動かす機会を多くしましょう。

 近年、慢性便秘症や便秘型過敏性腸症候群に対する上皮機能変容薬と呼ばれるタイプの薬が新たに加わり、便秘症の薬物治療が大きく変わりつつあります。

 かかりつけの先生とよく相談しましょう。

みどりのお薬箱

 今年の夏はびっくりするほどの暑さだったりでしたが、みなさま夏バテなどはなさっていませんか?今更ですが、熱中症対策の為の水分補給についてのお話しをしたいと思います。

 連日ニュースなどで、”熱中症により救急搬送された人は何人でした“と報道されていました。色々と対処法を紹介されていたりしていますが、やはり、水分補給をしっかりとやっていいただきたいです。それでも、水分の代表である”水“だけを摂っていても脱水にはなるんです。水ばかりだと、体液が薄まってしまうんですよ。

 よく脱水の時には点滴をすると楽になったり、回復が早いですよね。これは失われた体液と同じ様な成分が入っていくからなんです。でも、予防で点滴なんてしませんよね。そこでお勧めしたいのが、テレビで宣伝もしている”経口補水液“と呼ばれるものです。飲む点滴とも言われているほど、体液に近い成分と浸透圧(同じ濃度になろうと水が移動する事)になっていますので、早い回復が期待できます。

 この事を知っておくと、冬場の嘔吐下痢などでの脱水予防にも応用できます。二日酔いにもです。お試しください。

(有)みどり調剤薬局 豊府店 羽屋4-1-A

​☎・540-7210 F・0120-08-3745

ひつじの健康相談「乗り物酔いについて」

ほうふ耳鼻咽喉科院長 螻川内 英臣

 今年は梅雨明けが早く、暑くて雨が少なくて台風もたくさん発生する大変な夏でした。降ればゲリラ豪雨だったりしますが、大分ではあまり降りませんでした。庭の草木もどんどん枯れていき、あわてて水をまきましたが追いつきません。逆に雑草は抜いても元気にはびこり、生命力の強さに驚きます。

Q.ちょっと車に乗るだけで、乗り物酔いをします。

A.体が動いているのか止まっているのか、寝ているのか立っているのか、どれくらい傾いているか、といった情報は重要で、体の平衡をたもつために、視覚と内耳の前庭覚、それに関節などで荷重を感じる体性感覚の3つを利用しています。それらが脳に経験として蓄積されていますが、そこに情報間のずれがあると、めまいや頭痛、吐き気などが引き起こされます。たとえば車に乗る時に、運転する人は乗り物に酔うことはあまりなく、同乗者が起こしやすくなります。それは同乗者は加速・減速・カーブなどの加速度変化を予測しにくいことが原因で、特に本やスマートフォンをみていたりすると、視覚とそれ以外の感覚のずれが大きく酔いやすくなります。電車等で横向きや後ろ向きに座ると日常と異なる加速度が加わるので酔いやすくなります。また車内の悪臭や不快な温度・湿度、精神的な不安なども誘因となります。一般的な対策としては酔いやすい人は事前に酔い止めを内服し、睡眠不足や空腹・満腹は避け、悪臭や高温も避けるようにします。服装も窮屈なものは着ないようにし、会話や音楽で気を紛らわすようにします。シートベルトで体が揺れないようにしたり、窓を開けて換気をする、スマートフォンをみたりせずに前方の景色を眺めるといったことが効果的です。心理的な影響も大きく、以前こういう状況で悪くなった、というのがあれば避け、一度大丈夫だと暗示効果があるので、同じようにすると次も楽に過ごせることがあります。10歳前後が最も多く、成長とともに改善していきます。

行政書士の無料相談会 9月11日

 行政書士による無料相談会が9月11日(火)午後1時から4時まで、南大分公民館研修室で開催されます。相続・遺言・成年後見・就労ビザ・国際結婚・親子や夫婦関係についての心配事、また、会社設立を考えている方、その他お困り事があれば、この機会に相談してみませんか。相談は無料。秘密は厳守されます。

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