南大分マイタウン 本誌 第395号・平成31年2月1月

ラベンダー(更年期専門)外来最近の話題  子宮頸がんワクチンを接種しよう!

日本と北朝鮮以外の世界中のほとんどの国が接種していて、子宮頸がんがどんどん減っています。

医療法人社団愛育会 曽根崎産婦人科 院長 衛藤 真理

 子宮頸がんの予防対策として、2010年に公費助成が始まり、2013年4月に定期接種化されたヒトパピローマ(HPV)ワクチンは、接種後の副反応とされる症状への懸念から、厚生労働省は2013年6月から積極的な接種勧奨を差し控えると通達、現在も継続されています。しかし、接種は禁止になったわけではなく、13歳から16歳つまり高校1年生の3月末までは、無料で接種できます。毎日子宮がん検診に携わっている産婦人科医としては、しばしば進んだ頸がんを認め、あー早く無料のうちに頸がんワクチンを接種してくれないかなあとヤキモキしています。頸がんになっていなくても、人間ドックや住民検診などで子宮がん検診を受け、再検査となって私のクリニックを受診する方は毎日数人はいます。その一人一人に子宮頸がんはHPVウィルスの感染で起こるので、予防接種で防げるんですよと、お話しするとそれから自分の娘さんを予防接種に連れてくるというパターンがしばしばあります。みなさん、ワクチンの副反応のことは心配なので、必ず質問がでますが、いくつかのデータを示し、報道されているワクチン接種後の様々な症状はHPVワクチン接種との明らかな関連性は認められなかった。という話をし、また、そういう事実を検証した後、ワクチン接種と関係がないことを確認したため、ほとんどの国がワクチンを接種していて、いずれは頸がんを撲滅できそうなこと、今でも年間2400人の女性が子宮頸がんで亡くなっていること等を話すと、納得なさいます。今年の新成人は125万人でしたが、出生数は低下し続けて2017年は約94万人で2018年は92万人でした。毎年2400人の方が亡くなるわけですから、極端なことをいうと、92万人の同級生のうち約2400人が子宮頸がんで亡くなると考えて下さい。もし、この92万人が皆HPVワクチンを接種したら、頸がんでは一人も死ななくなる日も来るはずです。世界各国のHPVワクチンの接種率を見てください。ルワンダやブータンの摂取率の高さに比べて、日本のなんと低いこと!今一番進んでいるのはオーストラリアだそうで、オーストラリアは2006年11月より、4種類のHPVが入った4価ワクチン接種のプログラムを決め、12〜13歳の女性への定期接種(学校接種)そして、13〜26歳の女性へのキャッチアップ接種(2007〜2009年の2年間限定)、それにプラスして、2012年からは、男性へも4価接種プログラムの実施決定。12〜13歳男性への定期接種(学校接種)が始まっており、オーストラリア都市部ではワクチン世代(18〜24歳)のワクチン関連HPV感染の激減が証明されているそうです。子宮頸がんを引き起こすHPVウィルスのハイリスク群はエイズウィルスなどとは違って、皆さんの皮膚に普通に存在するウィルスですから、性交によって、男性から女性へ、女性から男性へ移りますので男女両性に接種するのが一番有効です。またHPVによって引き起こされるがんとして、男性の中咽頭がんが増えているということも指摘されています。HPVウィルス感染は女性だけの問題ではないのです。図は横浜市立大学教授の宮城悦子先生の講演からのものです。

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各HPVワクチンプログラム摂取率

​~世界は日本の感染対策への対応に注目しています~

すこやか通信「フレイルとは」

伊藤内科医院 院長 伊藤 彰

 2月に入って、益々寒さを感じますが、皆さん、如何お過ごしでしょうか。

 フレイルという言葉を聞いたことがあるでしょうか?高齢になれば、誰しも体の機能が低下してきます。フレイルとは、健常と要介護の間の状態を表す言葉で、言わば要介護予備群です。この段階で適切な食事に変え、運動を習慣にすれば、多くは健常な状態に戻すことができます。ですから、早くフレイルに気づくことが重要です。

 まず、フレイルがどういうものか知るために、簡易フレイル・インデックスで自己チェックをしてみましょう。

 ①6か月で2〜3キロ以上の体重減少がありましたか?②以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか?③わけもなく疲れたような感じがしますか?④ウオーキングなどの運動を週に1回以上していますか?⑤5分前のことが思い出せますか?①②③は、はいで1点。④⑤は、いいえで1点です。合計で3点以上の人は、フレイルの疑いがあります。かかりつけの先生に相談しましょう。

 フレイルは75歳以上の人に多くみられますが、ある日突然なる訳ではありません。私たちの体は徐々に老化していき、多くの場合、やがて介護が必要になります。

 しかし悲観する必要はありません。フレイルになった後でも、適切な指導のもとに生活習慣を変えれば、再び健常な状態に戻る可能性が高いのです。体の機能が低下しても、年のせいと、諦めない事が何より大切です。

 フレイルを防ぐためには、1日に体重1キロあたり1gのたんぱく質が必要です。運動は、有酸素運動を習慣にしましょう。1日8000歩が目標です。

 フレイルになる前には、生活機能がちょっと落ちる予兆の段階があります。ここで気づいて生活を変えれば、フレイルを予防する事が可能です。フレイルや予兆に早く気づき、あるいは家族など周囲の人が注意することで介護いらずの健康長寿を実現しましょう。

みどりのお薬箱⑯

 前回お話しいたしましたが、お薬を継続していく上で”薬識“が大切となってきます。

では、この”薬識“って一体何でしょうか?書いて字のごとく、なんとなく意味はお分かりかと思います。お薬に関する知識の事と思っていただいて構いません。そんなに、専門的な知識を持っていなくてもいいのです。ただ、ご自身の使っていらっしゃるお薬の効果に関して知っていただきたいというか、興味を持っていただきたいのです。先生にお任せで、何を飲んでいるのかを分かっていないよりは、このお薬はこんな作用があるんだなと理解して服用をする方が効果にも関心が持てますし、続けていく為の意識をもち続けられると思います。私たち薬剤師は患者さんとお話をする事で、患者さんにお薬に関する興味を持っていただくお手伝いができるのではないかと思っておりますので、気軽にお話しかけください。

(有)みどり調剤薬局 豊府店 羽屋4-1-A

☎・540-7210 F・0120-08-3745

ひつじの健康相談 今年のスギ花粉予想

ほうふ耳鼻咽喉科院長 螻川内 英臣

Q.今年のスギ花粉はどうでしょうか?

 A.今年のスギ花粉飛散予測では飛散開始が2月中旬、飛散量は昨年の1・08倍、平年(過去10年の平均)比で1・54倍と予想されています。1平方センチメートル当たり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した最初の日が飛散開始日なので、その前から少量の花粉は飛んでいます。まだ症状が出ていない方も、もう対策を始めた方がいいでしょう。症状が出る前から薬を使用する初期療法を行うことで、症状を軽くする、症状が出始めるのを遅くして症状のある期間を短くする、最盛期に使用する薬の量を減らすことができます。薬による治療とともに、花粉が体に入ってこないようにする注意や工夫が必要です。テレビや新聞で天気や花粉情報をチェックして、晴れた日や気温の高い日、雨の翌日などに花粉量が多くなるので注意します。花粉の多い日はなるべく外出を控え、外出するときは完全防備で帽子、メガネやゴーグル、マスクを着用し、衣服もツルツルした素材で花粉が付着しにくいものがいいとされています。帰宅時は、服などについた花粉を玄関に入る前に外で払って落とし、家の中に持ち込まないようにしましょう。気をつけていても家の中に花粉は入ってくるので、掃除をこまめにすると、花粉とともにダニアレルギーにも効果があります。家に入った後はうがい、洗顔などで花粉を洗い流しましょう。鼻うがいで鼻の中の花粉を洗い流すことも効果が期待できます。洗濯物は部屋干しにすると、花粉が付着したり、花粉を部屋に持ち込むのを防げるほか、部屋の加湿にも役立ち、インフルエンザ対策にもなります。部屋干し用の洗剤も増えているので、生乾きのにおいも気になりにくくなっています。布団は外に干すと花粉が付着するので、布団乾燥機を利用します。空気清浄機はダニアレルギーや風邪にも効果が期待できます。最近では花粉を防ぐ網戸も販売されているようで、一度実物を見てみたいと思います。

行政書士の無料相談会 2月11日

 行政書士による無料相談会が2月11日(月)午後1時から4時まで、南大分公民館研修室で開催されます。相続・遺言・成年後見・就労ビザ・国際結婚・親子や夫婦関係についての心配事、また、会社設立を考えている方、その他お困り事があれば、この機会に相談してみませんか。相談は無料。秘密は厳守されます

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溝邉総合法務事務所、大分市三ヶ田町3-2

☎︎547-9333、090-8913-3681

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